IT系の資格って何があるの?
皆さんはIT系の資格が何個あるかご存じでしょうか?
今回は、主に国家資格とベンダー資格に分けてどんな資格があるのかを大まかに紹介していきます。
IT系あるあるの意味不明な横文字は一切使わずに説明していくので、IT系の資格を取ろうかなと思っている方はぜひ参考にしてください。
国家資格とベンダー資格の違いとは?
ここでは国家資格とベンダー資格の特徴とメリット、デメリットについて紹介します。
国家資格
国家資格は、法律や法令などに基づいて国が認定する資格です。
そのため、国家資格を持っていなければできな業務等が世の中には存在します。
国家資格を持っていなければ業務に就けない職として有名なものは
- 医師
- 弁護士
- 税理士
などです。
また、業務に直接影響しない国家資格であっても、社会的な信用を得やすくなるメリットがあります。
ベンダー資格
ベンダー資格は、特定の企業や団体が認定する資格です。
その企業の製品やサービス、技術に特化した専門的なスキルを証明するものです。
例えばIT業界にフォーカスしてみると
- Javaに特化した資格
- Oracleデータベースに特化した資格
- Excelに特化した資格
など色々あります。
(というより、IT業界はサービスを提供する特性上、特にベンダー資格は多いです)
ベンダー資格のメリットとしては、キャリアアップや即戦力となる人材として認知されることが多いです。
実務経験がないと使い物にならないと言われるのがIT業界のあるあるですが、資格を持っているだけで基礎レベルの知識がある状態で実務に入れたり、資格を持っていることで就職・転職できるケースがあったりします。
ここまでだと国家資格とベンダー資格に大して差がないと思われるかもしれませんが、実はベンダー資格には最大のデメリットがあります。
それは資格を受ける際の受験費用です。
国家資格はどの資格も大抵は1万円前後ですが、ベンダー資格になると平均で約2万円、上位資格になると講座を受けるために何十万円みたいな資格もざらにあります。
そのため、自分の所属している会社が受験費用を負担してくれる場合は存分に活用して、個人で出さなければならないときはまずは国家資格からチャレンジしてみるというのもアリかもしれませんね。
IT系の主要な資格
ここでは、IT系の主要な資格を2つとおまけを紹介します。
IPA
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施しているIT系唯一の国家資格です。
ここでは、どんな資格があるかを文章で説明するのではなく、IPAが公開しているこの図に基づいて紹介していきます。
出典: https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/list.html「IPA 独立行政法人 情報処理推進機構」
まずは、上に書かれている区分から見ていきましょう。
- ITを利活用する者
- 情報処理技術者
この2つが書かれています。
意味としては、「ITを利活用する者」はIT業界で働いている訳ではないけれども、職場でPCを使って作業していたり、日常でPCやスマホを使ったりする人向けです。
恐らく、今の日本人はほぼすべての人がスマホを持っているので、全員に当てはまると思ってもらえれば充分です。
そのため、「ITを利活用する者」の区分に書かれている
- ITパスポート試験
- 情報セキュリティマネジメント試験
この2点はIPAの国家資格の部類で一番簡単です。
そして、「情報処理技術者」とは大雑把にまとめると、IT業界で働いているエンジニアがメインの資格です。
「情報処理技術者」の中にある資格をそれぞれ簡単に説明すると
- 基本情報技術者試験 : ITパスポートよりも上位の資格(範囲は全般)
- 応用情報技術者試験 : 基本情報よりも上位の資格(範囲は全般)
- それよりも上の資格 : それぞれ特定の分野のスペシャリスト
ざっくりとした説明になっていますが、ITパスポート・基本情報技術者試験・応用情報技術者試験の3つはITの全ての範囲を網羅している試験で徐々にレベルが上がっているだけです。
それ以外は、各分野におけるスペシャリストという認識で問題ないです。
例えば、ネットワークスペシャリストはネットワークのスペシャリストという、名前通りの意味です。
※一番右に書いてある情報処理安全確保支援士については、情報処理安全確保支援士試験に合格した後、登録する必要があるというだけなので無視して問題ありません。
MOS
MOSの正式名称は「Microsoft Office Specialist」で、名前の通りMicrosoft社のサービスに関する資格です。
資格の内容としては、
- Word
- Excel
- PowerPoint
- Access
- Outlook
などがあります。
つまり、ご覧の通りMicrosoftが提供している主要なサービスに対する資格があります。
この資格は、IT業界でエンジニアとしてバリバリやっていく人はぶっちゃけあまり重宝される資格ではないです。
しかし、IT業界でない企業に就職する際やPCをあまり触ったことない人にとっては、この資格を取得する上でPC作業の基礎を知れるのでお勧めです。
LinuC
最後は、ブログ運営者が最近取ろうと思っている資格について紹介します。
少々、今までの資格とは専門性が高いので、IT業界の主要な資格だけ知りたいんだと人はもう他のサイトなり動画なり見に行ってもらって大丈夫です。
この資格はLinuxというWindowsやMacのようなPCを動かすためには必ず必要なものの一種であるものを操作する知識を問われる資格です。
Linuxについては別記事で詳しく説明します。
そして、Linuxの資格は実は2種類あり、今回見出しになっているLinucとLPicがあります。
凄く簡単に説明すると、LinuCは日本向けの資格、LPicは海外向けの資格という感じです。
そのため、今後外資系や海外の企業で働きたいという方はLPicを取ると良いでしょう。
Linucは現時点でレベル3段階あり、各レベルについて2回試験を受からないと合格にしてくれないという少し意地悪な制度です。
例えば、レベル1を取得したい時は101と102という2つの試験に受かって晴れてレベル1合格になります。
LinuxはIT系で働くと必ずと言っていいほど使われているもので、知っておいて損はないので、ここまで記事を読み進めて頂いた方はぜひ頭の片隅に入れておくと得かもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
IT業界に未経験で入る際に、国家資格であるITパスポートや基本情報技術者を取得していると、かなりやる気があるように見えます。
実際に私が所属しているIT企業でも、資格を持っているかどうかはかなり重要視されていました。
そのため、自分自身の就職や転職の成功率を上げるために資格はかなりコスパが良いです。
ぜひチャレンジしてみてください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません